シクラメン
- 科
- サクラソウ科
- タイプ
- 秋植え球根
クリスマスやお正月の花として、定番とも言えるシクラメンです。 冬の代表でもあるシクラメンは、サクラソウ科の秋植え球根です。イギリスではブタがシクラメンの球根を好んで掘って、食べてしまうことから、『ブタのパン』と呼ばれるようになったとか。日本では球根の形が饅頭を押しつぶしたような形から、『ブタの饅頭』と言う和名が付いています。花の大きな大輪系の他に、ミニシクラメンや最近では、寒さに強いガーデンシクラメンがあり、寄せ植えなどに活躍しています。
花の管理方法
置き場所
室内の日当りの良い場所
玄関など日の当たらない場所に置く場合は、時々窓越しの日光に当てて下さい。
暖房の効きすぎた部屋では、株が弱ってしまいます。
寒さには比較的強いので、日当りが良ければ暖房は特にいりませんが、夜中など冷え込むような場合には、部屋の中に入れてください。暖かい春まで室内の管理です。
水やり
土の表面が乾いたらタップリと与えますが、底面給水鉢に植えてある場合は、底に水を入れる穴から1㎝位水を入れ、水が全く無くなったら、また1cm入れる様にしてください。
普通の鉢に植えてあるものは、葉を持ち上げて球根から出ている葉や花の付け根に水がかからないようにタップリと与えます。
肥料
お花が長く咲く(開花中)ので、月に2回程度、液体肥料を与えて下さい。
肥料の与え方については、花後の管理を参考にしてください。
ポイント
お花が咲き終わったものは、病気の原因になりますので、茎の付け根に手を突っ込んで、クルッと回すように引き抜いて下さい。途中で切れないように、必ず付け根から切り取ります。
花後の管理
来年もお花を咲かせるためのポイント!
シクラメンの花が咲き終わったら、『普通の鉢花のように水を与えて管理する方法』と、『球根を乾かして秋まで管理する方法』の二通りがあります。
ご自分の生活環境にあった管理方法を選んで、来年もきれいな花を咲かせましょう。
1.普通の鉢花のように水を与えて管理する方法
①置き場所
春から秋には十分に日光に当てますが、夏は涼しい半日陰で雨が当たらない場所に置きます。
枯れた葉は病気の原因になりますので、付け根からクルッと回すように引き抜きます。
②水やり
花が終わってからも、水を与えて管理します。
真夏は球根が腐りやすいので、表面の土が乾いたらタップリと与えるようにします。
③肥料
1,000倍に薄めた液体肥料を水の代わりに月に2回与えます。
④植え替え
9~10月に傷んだ根の整理をして一回り大きな鉢に、新しい土に植え替えです。植え替え後はタップリと水を与えます。
2.球根を乾かして秋まで管理する方法
①置き場所
春から秋には十分に日光に当てますが、夏は涼しい半日陰で雨が当たらない場所に置きます。
枯れた葉は病気の原因になりますので、付け根からクルッと回すように引き抜きます。
②水やり
花が終わってからは、秋の植え替えまで水や、
③肥料を与えません。
④植え替え
9~10月に傷んだ根の整理をして一回り大きな鉢に、新しい土で植え替えを行います。この時、球根が元気であれば自然に芽を出してきます。植え替え後はタップリと水を与えます。