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花の管理方法

クレマチス

クレマチス
キンポウゲ科
タイプ
つる性宿根草
流通名(別名)
テッセン

クレマチスは、テッセンという名で昔から親しまれています。クレマチスの和名をテッセンと思っている方も多いと思いますが、テッセンとは中国に自生する原種のことで、古くより親しまれてきたため、今でもクレマチスをテッセンと呼ぶことがあります。
花色や形が豊富で、茶花として利用されたり、鉢植えはもちろん、庭植えでも楽しめることから大変人気があります。冬咲き種と春咲き種がありますが、ここでは春咲き種について説明します。

管理方法

置き場所

半日以上日が当たり、風通しがよい戸外で育てます。室内でも楽しめますが、長く置くと花色が悪くなったり、蕾が咲かなくなったりしますので、1週間以上置かないようにします。庭植えにする場合は、土に腐葉土を3~4割混ぜ、緩効性化成肥料を一握りくらい混ぜ、根を切らないように2節分埋まるように植え付けます。

水やり

クレマチスは水が好きです。特に花の咲いているときは水切れしないように、土の表面が乾く前に鉢の底から流れるくらいタップリと与えます。夏も乾きやすいので注意します。冬も土の表面が白く乾いたら、午前中にタップリと与えます。

肥料

3月中旬~9月頃まで、緩効性化成肥料を2ヶ月に1回施します。併せて液体肥料を月2~3回施します。真夏は液体肥料だけを施します。寒肥として冬にも緩効性化成肥料を施します。

植え替え

花後の剪定と同時に行います。根をあまり切らないように、一回り大きな鉢に、1節埋まるように植え替えます。
用土は赤玉土(小~中粒)4、鹿沼土(中粒)3、腐葉土3の配合土と、緩効性化成肥料を混ぜたものを使います。支柱を立て、つるを誘引してビニールタイなどで留めます。

剪定

花色があせてきたら早めに花首から切り取ります。花が終わったら早めにつるをほどいて、切り戻します。つるをほどく2~3日前から水やりを控え、つるをはずしやすくしておきます。全体の長さの半分くらいに切り詰めます。

クレマチスのタイプ

クレマチスには大きく分けて3つのタイプがあります。タイプが分からなくても、1年育ててみると分かります。約1ヶ月で2番花が咲き、同じように剪定して3番花が咲いたら、四季咲き性です。花が咲かず、つるがどんどん伸びるものは一季咲きです。

・新旧両枝咲きタイプ(四季咲き性)
充実した枝は枯れずに残り、丸い芽(花芽)ができます。

・旧枝咲きタイプ(一季咲き性)
つるは枯れずに残り、丸い芽(花芽)がつきます。

・新枝咲きタイプ(四季咲き性)
冬に地上部が株元まで枯れますが、早春になると新芽が伸び出して花を咲かせます。剪定は、花全体の7~8割くらい咲き終わったら、株元から2~3節残して剪定し ます。約1ヶ月後には花を咲かせます。同様に剪定すると晩秋まで2~4回花が咲きます。